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2005年01月28日カテゴリー:音楽
「ソニーは音楽のコーディックに関して、戦略的な誤りがあった」
タイトルの台詞は、2004年度第3四半期(2004年10〜12月)連結決算発表の席でのソニー井原副社長の発言。
続けて
パソコンの世界ではMP3が多くのユーザーが利用しているのにも関わらず、なぜ、ソニーはこれを採用しないのか、というのはユーザーの視点からみれば当然の問題提起だが、これをやっていなかった反省がある。結果として、ビジネスにネガティブなインパクトを与えた。とも語っています。
ま、私は特にソニーファンでもなんでもないので「今頃気づいたンスか?」と結構冷ややかな感想なんですが、逆に世界的ブランドの製品であっても、結局ユーザーの単純な印象、好みには勝てないものなんだなぁ、と、ちょっと小気味いい気もしたりして。
とはいえ、
もっとユーザーの目線に立ち、採用すべきオープンな技術と、守るべき独自の技術を見極めることが必要だ
とも語っておりまして、後半の「守るべき独自の技術」の中にはやはりブルーレイが入ってるんでしょうねぇ。
まさに「勝てば官軍」の次世代大容量規格ですが、「ユーザーの目線」からすれば「どっちの勝ちでもいいから官軍に付きたい」というのが大方の本音ではないでしょうか。
「守るべき独自技術」を世界のデファクトスタンダードにしたい、というのがメーカーにとって一番の理想であることはわかりますが、そこに固執しすぎるとまた同じことを繰り返すのでは?
ネットを中心に、これだけ様々な情報、技術、システム、規格がオープンにされている時代です。独自の技術、規格の開発はメーカーが「前に進むための原動力」かもしれませんが、執着しすぎると今回のAtrac3のように「独善的だ」とソッポ向かれます。
そういった時代の空気を、ユーザーに比べてメーカー側はまだあまり読めてない気がしないでもありません。まさに「空気読めよ!」ってところでしょうか(笑)
投稿者 Kota : 2005年01月28日 15:33
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