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2005年05月28日カテゴリー:ロック

Crossroads Guitar Festival

今さらなんですが、昨年6月にエリック・クラプトンを中心にして開催された一大ロック・フェスティバル、「Crossroads Guitar Festival」のライブ映像を観ました。


Crossroads Guitar Festival
といってもこちらの製品版ではなく、WOWOWで放映された番組の録画です。実はこんなDVDが出ていたことは知りませんでした(^^;

WOWOWの放映は2時間。DVDは3時間なのでちょっと短縮されていますが、十分楽しめました。DVDの収録曲さえ見なければ(笑)

3時間版でもかなりカットされているというこのイベントですが、やはりメンツが豪華なので、2時間の録画番組でも十分楽しめました。

私が見た録画版の演奏者と曲目は下記の通りです。

1. Layla - Eric Clapton
2. Love in Vain Blues - Robert Jr. Lockwood
3. Killing Floor - Hubert Sumlin (w. Robert Cray, E.Clapton, Jimmie Vaughan)
4. Sweet Home Chicago - Buddy Guy (Same members as above)
5. Six Strings Down - Jimmie Vaughan (w. Robert Cray, E.Clapton, Robert Randolph)
6. I Am A Man of Constant Sorrow - Dan Tyminski
7. Steamroller - James Taylor (w. Joe Walsh)
8. Oklahoma Borderline - Vince Gill
9. After Midnight - J.J. Cale (w. Eric Clapton)
10. Jam intro ~ City Love - John Mayer
11. Rock Me Baby - B.B. King (w. Jimmie Vaughan, E.Clapton, Buddy Guy)
12. Jam intro ~ Funk No.49 - Joe Walsh (w. Steve Cropper, Booker T. Jones, Donald "Duck" Dan)
13. The March - Robert Randolph
14. Jingo - Santana (w. E.Clapton)
15. Going Down Slow - David "Honeyboy" Edwards
16. If I Had Possession Over Judgement Day - Eric Clapton
17. La Grange ~ Tush - ZZ Top
18. Cocaine - Eric Clapton

さらにDVD版にはジョン・マクラフリン、ラリー・カールトン、スティーブ・ヴァイ、エリック・ジョンソンらが収録されていて、彼らが抜け落ちていたのはちょっとショックでしたが(^^;、逆にクラプトンの「レイラ」がこっちに入っていて、これはお得だったかな、と。

オープニングはクラプトンを中心に、出演者のインタビューを織り交ぜながら、ギタリスト達の「手」の映像がオーバーラップしていきます。この映像がちょっと良かったです。

様々なギターを弾く様々な手。

言うまでもなく、ギターの弾き方というのは一様ではなくて、本当に十人十色、千差万別なんですよね。それぞれの個性的な弾き方が個性的な音として現れて、個性的な音楽を生み出している。

ちょっとした映像なんですが、ギターとギタリストのユニークな関係を示唆するようで印象的でした。

で、本編なんですが、まず一曲目のクラプトンを見て、「老けたなぁ~」と思いましたね。ファンの方ごめんなさいm(__)m

まあ私があまり最近の映像って見てなかったせいもあるんでしょうけど、なんだかちょっと「好々爺」的な雰囲気が出てきてないですか?(^^; 自分的にはちょっと意外というか、驚いてしまいました。まあいい歳の取り方なんでしょうけどね。

ジミー・ボーンがインタビューで語ってましたが、スティーヴィー・レイ・ヴォーンが亡くなった夜のクラプトンのライブ、ジミーもロバート・クレイも出演していたんですね。

そしてこの夜、スティービー以外のメンツが同じステージに立った。本人達もそうでしょうが、観ているこっちも感慨深いものがありました。生きていたらきっとこのステージにも立っていたはずです、レイ・ボーンは。

それから意外と(笑)よかったのがジェームス・テイラージョー・ウォルッシュ

ジェームス・テイラーの歌の素晴らしさは今さら言うまでもありませんが、歌ってる最中に、まさに「フラッと」という感じでウォルッシュがステージに出て来たんですよ(笑)

本当にいつまで経ってもこういうキャラなんだなぁ、となんだかウレシく思うと同時に、結構泥臭いいい感じのブルースを弾くんですよ。味があって良かったです。

あとジョン・メイヤー。いい歌作る、いいシンガーですよね。
元々はギタリスト志望だったので、ギターも結構なウデ前です。デビュー・アルバムのラストではレイ・ヴォーンの「Lenny」をほとんど完コピしてますよね。このライブでもやはりレイ・ヴォーンばりの音色でバッチリ聴かせてくれました。よほどのレイ・ヴォーン・フォロワーなんですね。

でもまあやっぱり彼の信条は歌だと思うので、そういう点ではちょっと物足りなさもありましたが。

それになんといってもJ.J. Cale

いや~、正直な話、動いてる姿を初めて見ました!(笑)

クラプトンの「Cocaine」や「After Midnight」、サンタナの「Sensitive Kind」などの作曲家として有名ですが、そもそも素晴らしいギタリストであり、シンガーです。

私は上記の曲から知ったのではなく、実はマーク・ノップラー経由なんです。

ノップラーの海外での紹介のされ方のパターンに、「独特のフィンガー・ピッキングでギターを奏で、ディランとJ.J. Caleのようなヴォーカルを聴かせるミュージシャン」というのがありまして、それでJ.J. Caleってどんな人なのかなぁ? と。

もうメッチャシブイんですよ、シブさのカタマリ!(笑)

ダイアー・ストレイツ脱退後のノップラーは、いよいよこのJ.J.Caleのような渋さの極地に歩もうとしているかのような気がします。てなわけで最近のノップラーの好きな方にもJ.J. Caleはオススメです(^^) 代表曲の一つ、バラードの「マグノリア」なんてもう最高です!

という感じで、ノリノリのZZ Topを得て大円団の「コカイン」まで一気に楽しめました(^^)

一つだけ残念だったのは、この録画にも市販DVDにもパット・メセニー・トリオが収録されていなかったこと(^^;

「Question & Answer」をやったんですけどねぇ・・・

確かに「ブルース・ギター・フェスティバル」という色彩が強いですから、メセニーは入れにくい、というのはわかるんですけどね(^^;

それにしても改めてギターっていいなぁ、と思いました。同時に「自分はギタリストにはなれなかったなぁ」ということも(^^;

投稿者 Kota : 2005年05月28日 22:40
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Crossroads Guitar Festival/Eric Claptonのオープニングは当然のことながらJ.J.CaleのCocaineから始まるのである... [続きを読む]

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コメント

このDVDでレイラは隠しトラックで入っていて見れます。
DVD2のタイトル8(トラック8では無い)に入ってます。
正式クレジットにはレイラの名は無いですけどね。
何故この様な面倒な収録方法なのか理由は分かりません。
カールトンはスティーリーダンの「彩」の最後の曲のJOSIEやってます。このカールトンのラッパ隊入れたバンド良いと思います。
CDも良かったですが、やっぱりライブ。ラッパ隊にはほとんどソロ取らせないで、昔のいわゆるR&B的なB.B.Kingバンド的な感じで、今までのカールトンと違って大変良かったです。
きっと商業抜きにして彼は本当はこういう事やりたいんじゃないのかな?と思いました。

投稿者 秋田県民 : 2005年05月29日 00:12

秋田県民さんこんにちは!

> このDVDでレイラは隠しトラックで入っていて見れます。

あ、そうだったんですか!

・・・結局市販DVDに勝るところ一つもナシ(^^;

> 何故この様な面倒な収録方法なのか理由は分かりません。

隠しボーナス、ということなんですかねぇ?
商売的にも「レイラ」が曲目にあった方がいいと思うんですけどね。

> カールトンはスティーリーダンの「彩」の最後の曲のJOSIEやってます。このカールトンのラッパ隊入れたバンド良いと思います。

カールトン、意外とダンの曲を自分のライブでもやりますよね。Josieは自分のアルバムでカバーとして取り上げたせいもあるんでしょうが、「Kid Charlemagne」のソロパートをやってたライブも見たことあります。

> CDも良かったですが、やっぱりライブ。ラッパ隊にはほとんどソロ取らせないで、昔のいわゆるR&B的なB.B.Kingバンド的な感じで、今までのカールトンと違って大変良かったです。

そうですかぁ~、ちょっと観たくなってきました(^^;

> きっと商業抜きにして彼は本当はこういう事やりたいんじゃないのかな?と思いました。

なるほど~。確かにカールトンのベースにR&Bってのは結構色濃くありそうですもんね。B.B.的なカールトン、確かに見てみたい気がします。

ではまた!(^^)

投稿者 Kota : 2005年05月29日 13:05

クラプトンにCrossroadsですか。
偶然ですが昨日Crossroadを一人セッション遊びで録ってみたんですよ。
奇遇ぅ。
良かったら聴いてみてネ。^^

投稿者 KAME : 2005年05月29日 17:53

KAMEさんこっちにもコメントどうもです!

> 偶然ですが昨日Crossroadを一人セッション遊びで録ってみたんですよ。
> 奇遇ぅ。
> 良かったら聴いてみてネ。^^

はいはい、聴かせて頂きました!
カックいいッスねぇ!

っつーかKAMEさんベーシストだと思っていたのにオレよりギター上手くてショックでした(^^;

そちらにも今からコメントしに行きます!
では!

投稿者 Kota : 2005年05月29日 20:58

kotaさんもギタリストだったんですね。
どんなスタイルなのか気になります。
kotaさんジャンル広いですもんね。^^

投稿者 KAME : 2005年05月30日 06:56

KAMEさんコメントどうもです!

> どんなスタイルなのか気になります。

いえ、もう過去の話ですんで(^^;
とりあえず一番の特徴は速弾きが全くダメ、ということです(笑)

> kotaさんジャンル広いですもんね。^^

まあ優柔不断なんですが(^^;
とりあえずギターはフルアコ、セミソリッド、ソリッド、エレアコ、エレガットという感じで、確かにオールラウンドに楽器は対応してますね。ウデが全然対応できてないんですが(笑)

でもってDTMやってたので、3本がMIDIピックアップ搭載です(笑)

投稿者 Kota : 2005年05月30日 12:30

やはりクロスロードはクリームのライブバージョンが最高ですよね。ギターキッズは皆耳コピしたもんですね。

投稿者 デッキシューズ : 2008年03月09日 21:34