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2005年01月07日カテゴリー:パット・メセニー
「The Way Up」発売直前、パット・メセニー・インタビュー
いよいよ発売が1月25日に迫ったパット・メセニー・グループの最新作「The Way Up」
アルバム丸ごと1枚で68分の曲1曲のみ収録、という野心作で、30年近いグループの歴史の中でも画期的な、集大成的作品になりそうな予感。
4月の来日公演チケットもゲットしたし(席はメッチャ悪いけど)、も~待ち遠しくてたまらんわけですが、実はパットは先月プロモーションのため来日しており、その際音楽評論家の中川ヨウさんが行ったインタビューが、彼女のサイトで公開されました。
インタビューそのものの引用は問題あるかもしれないので、
興味ある方は直接そちらをお読みください。
ここではちょっと私なりの感想とか「2から3ヘ~」レベルのトリビアを。
最初に「68分で1曲」と知ったときは「何ちゅーことを!」と驚いたんですが、
インタビューの中で自分の曲で15分ぐらいのもあるから、その延長、と
語っていたのには納得、でした。
あとリチャード・ボナがグループを去ったのも驚きでしたが、
このインタビューによると最初から1年契約だったとのこと。
織り込み済みだったんですね。
だったらPMGのDVDライブでボナとメセニーの「Bright Size Life」入れろよ!(笑)
それと日本盤のボーナストラックが、単に一曲プラスしただけじゃなくて、
「細部にサウンドを加え72分にして作品にするという、異例の措置」とありました。
これは実際聴いてみないとどういうことかわかりませんが、
この日本盤ボーナストラック、個人的にもいつも悩みの種だし、
海外のファンからも評判悪いんですよね(笑)
自分は「結局聴きたくなるからやむなく日本盤購入」という立場ですが、
ものによってはアルバム全体の構成を壊すケースもあるんですよね。
前作「ワン・クワイエット・ナイト」はまさにそのケースでした。
「スピーキング・オブ・ナウ」のは曲自体悪くなかったし、雰囲気もいかにも「締めの曲」
だったので許せる範囲でしたが、やはりこれ抜きですぱっとアルバムが終わった方がいいだろうなぁ、
とはいつも思うわけで。
で、今回は悩んだんですが、もう大盤振る舞いで輸入盤と日本盤、両方買うことにしました!
・・・我ながらいいカモだよな、ホント(笑)
で、海外のファンからは「なんでいつも日本盤ばっかり特別扱いなんだ!」という
ブーイングが毎回起こり、今回もそれでメーリングリストがジャパン・バッシングで
盛り上がりました(笑)
ま、「ワン~」と「スピーキング~」のボーナストラックは、実は後日海外では
iTunesで単独販売されたんです。ですので「今回もiTunesで買えばいいさ」と
一応は落ち着いたんですが、単独販売できるタイプじゃない、とわかったらどうなるんでしょう(笑)
ちなみに日本同様iTunesサービスが開始されてない国もあるわけで、
私はアルゼンチンの友人から「日本盤発売されたら買って国際便で送ってくれ」と
すでに依頼を受けました(笑)
ついでに「The Way Up」トリビア。
Part1と題された第一部のメインテーマ、これはすでに78年ごろに
ライブで演奏されていたボツ曲らしいです。複数のパワーブートレガーが確認済みです。
30年近くフレーズを暖め続けたパットもパットですが、それを発見したヤツらも
やっぱりタダもんじゃねーッス。
あと海外のアマゾンではすでにまるまる試聴ができるそうなんですが
(英語力不足のため誤解してるかも・・・)、
それを聴いたファンの一人は、「ファースト・サークルのように
聞き手をどこかに連れ去ってくれるようなあの感覚もなければ、
パットの多くの曲のように、覚えやすくて、つい口ずさみたくなるような
印象的なメロディーもない。これまでとは全く別の作品だ」と言ってました。
(否定的な意味ではなく)
とにかくもう期待パンパン状態になっております。
ps. アマゾンの紹介ページ、ジャケット写真が90度ひっくり返ってます(爆)
投稿者 Kota : 2005年01月07日 23:53
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