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2005年01月05日カテゴリー:ロック

5歳児の天才ギタリスト

「天才ギタリスト5歳児がギターの神様と夢の競演」
という一文に引かれて、夜7時からの
「さんま玉緒のあんたの夢をかなえたろかSP」というテレビを見ました。

「肉が食いてぇ」だの「一日中お笑い番組見て過ごしてぇ」だの、
夢、っつーか、単なるわがままかつ不毛な欲望(笑)を叶えてやる、
というのがコンセプト。

で、子供らに「いま欲しいものは?」とスタッフがインタビューしたところ、
「ヴィトンのバックが欲しい」だの「秘密基地を作る段ボールが欲しい」だの、
これまた大人同様しょーもない発言が続く中(笑)、
「120万する白のファイアーバードが欲しい」という5歳の幼稚園児が
おりまして、その子がCharに遭いたい、と。

じゃあ、ってんで、Charとの対面、競演が実現したという次第。

一応ギター弾きの端くれとしては、「5歳の天才ギタリスト?
ほー、どんなもんか試しに見せてもらおうじゃないの」と
冷やかし半分でテレビのスイッチをオンにしてみました。

ま、いきなり「白のファイアーバード」なんて単語が出てくる時点で、
とりあえずタダモノでないことはわかりますわな(笑)

「白のファイアーバード」ってのはスライドの名手である白人ブルースギタリスト、
ジョニー・ウインターのトレードマークです。

やっぱロックギターをやると一度はスライドにも手を出したくなるもので、
たいがい「いとしのレイラ」で有名なデュアン・オールマンか、
このジョニー・ウインターに挑むもので、そしてたいがい挫折するわけです。
え~、私もそうでした(笑)

まあこんな幼児が何かに熱中するのは大体親の影響で、
案の定父親がブルースファンで、自宅にはギターやCDがズラリ。
で、そんなかのアコギを手にした主人公、5歳の竜之介クンは
やはりスライドバーを左手に、なんだかガシガシ弾きまくります。

とりあえずストロークがちゃんとサマになっている。
スライドの音程の採り方もなんかいい感じ。
お約束のブルースフレーズはそれなりに体で覚えちゃってるようだし、
ブルースの循環もきっちり身に付いている。

・・・あ、なんかうまいかも(笑)

いや、別に5歳の子供と張り合う気はありませんけどね(笑)

で、大阪在住の竜之介クン、Charが入ってるスタジオに向かうべく
お母さんと上京するのですが、スタジオ入りの前に銀座の山野楽器にご来店。
もう目を輝かしながら次々とギターを試奏するんですが、その中のグレッチを
手に取ったとき、「チューニング合ってへんな」と一言。

・・・え、オレ、わからんかったけど(笑)

その後Charの待つスタジオに入り、Charと対面し、
会話もそこそこにジャム・セッション。

いや、一般人がChar目の前にしたら緊張してセッションなんてできねーって、フツー!
あ、オレは緊張してなくてもいきなりジャム・セッションなんてできねーか(笑)

いや、張り合うつもりはないんだけど!(笑)

にしても、Charがエライと思ったッスよ。
5歳の子供相手なのに、子供扱いしないでタメ口きいてる。
もちろん相手をなめてもいないし、変に持ち上げもしない。
いい大人だなぁ、と思いましたね。

Charが最後に言った、「あんま勉強すんなよ!」という言葉も印象的でした。
そうそう、子供は勉強さえしてりゃいいってもんじゃねーし、
親も子供に「勉強しろ」と言ってさえいりゃ親の役目を果たせるってもんでもねーんだし。

ん~、Charカッコよかったッス。竜之介クンもね。

何度も言うように張り合うつもりはねーけど(笑)、
オレももっとマジメにギター弾くようにします。反省しました、ハイ(笑)

投稿者 Kota : 2005年01月05日 22:32
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