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2005年06月29日カテゴリー:ジャズ

ラリー・コリエル来日してたんですね!

いろいろな音楽ブログをネタ探しのためにさまよっていたら(笑)、k_17g's warp 3さんのところでラリー・コリエルが、19日にブルーノート東京でライブをしていたことを知りました。

k_17g's warp 3:Larry Coryell/Lenny White/Victor Bailey at Blue Note Tokyo

いや~、全然知りませんでした。行きたかったなぁ~!

おととしの2003年の夏、ニューヨークに行ってVillege Vanguardでラリー・コリエルを観たんです。ライブも凄い良かったんですが、彼の人柄が本当に素晴らしく、その時以来彼の大ファンになりました。

ニューヨークだけあって観客はいろんな国の旅行者がいたんですが、楽屋から客席の合間を縫ってステージに上がる途中、「どこからいらしたんですか?」と観客に尋ねて客が答えると、その国の言葉で挨拶をしてたんです。フランス人にはフランス語で、イタリア人にはイタリア語で、そして私には日本語で「こんばんは」と。

リップサービスとかじゃなくて、自分なりに「楽しくなること」を自然としている、という感じでした。根が楽しくていい人なんだなぁと感じました。

Larry Coryell / Tricycles
実は私はラリーのCDってあまり聴いたことないんですが(^^;、この時は発売前だった「Tricycles」を中心に、「Naima」などのスタンダードも演奏してくれました。飾ることなくそれぞれの楽器の音を素直に響かせる、いい演奏でした。

で、演奏が終わった後、ちょっとトイレに寄って帰ろうと思ったんですが、Villege Vanguardって、トイレに行く途中に楽屋の前を通るんですよ。で、扉が開いていて、ラリー始めメンバー全員がくつろいで談笑してたんです。

だもんでこれはチャンスと思い(笑)、扉の外から中をうかがってラリーに「素晴らしい演奏をありがとうございました!」と声をかけました。やっぱりちゃっかりしてますねぇ(^^;

で、「日本から来たんですか、日本のどこですか、私日本大好きです」と日本語で話しかけてくれて、ちょっと会話をして「これ私たちの新譜なんです」と「Tricycles」のアルバムを手渡されました。こうなったら買うしかないですよね(笑)

実はこの時はまだ一般のレーベルからの発売予定がなかったようで、なんとお手製のCD-Rだったんですよ(笑) とにかくそれを購入し、サインをしてもらって帰ってきました。非常に楽しい夜でした。

本来ならここで話は終わるはずで、二日後に私は帰国の予定だったんですが、なんと次の日の夕方に停電が!(笑) 数十年ぶりのニューヨーク大停電に出くわしてしまったんです(^^;

その話を書くとまた大変な長さになるので割愛しますが(^^;、とにかく24時間近く停電が続き、飛行機は当然キャンセル。予定もなんもなくなってしまったのでヒマになってしまい(笑)、Villege Vanguardに電話したんです。今日はショーがありますか? と。

「停電明けで予定通りにはいかないけど、1ステージはやる。予約はすべて無効になったから、来たかったら×時に店に直接来てくれ」とのこと。

というわけでもう一度ラリーのライブを観に行ったんです(^^ゞ

当然彼は私のことを覚えてくれていて、開演前に「あっ、また来てくれたんですか。どうもありがとう!」と言ってくれました(^^)

もうこの日は確信犯で、終演後にトイレに行くフリをして楽屋に行きました(笑) それもデジカメ持参で(笑)

その時に写したのがこの写真です。

この時ラリーは「お~い、日本の友達と写真を撮るんだ! 誰かシャッター押してくれ~!」とすんごいでっかい声で辺り構わず叫んで(笑)、店員さんをつかまえました。

そしてもう一度、シャッターを押す前に「ワタシハ ニホンガ スキデース!」とこれまた絶叫(笑)

正直ちょっと恥ずかしかったんですが(笑)、非常に楽しい、思い出深い一夜になりました(^^)

そんなわけでラリーが日本でライブをやる時は絶対観に行きますから、と本人にも言ったし、自分もそのつもりだったんですが、先週やっていたなんて・・・

いや~、とても残念です。

ということで教訓1:忙しくても好きなミュージシャンの動向には絶えずチェックを入れましょう(笑)

教訓2:Villege Vanguardに行ったら終演後にトイレに行くことを忘れずに(笑)

投稿者 Kota : 2005年06月29日 23:16
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  9月7日に発売されたラリー・コリエル( Larry Coryell )のアルバム 「 エレクトリック 」の出来映えは? と思い、オフィシャル・サイトへ飛んだ... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年10月01日 01:17

コメント

ラリーのお腹とかなり接触していますね…(^_^;)

投稿者 k_17g : 2005年06月30日 20:14

私は大阪BNのラリー、きっちり見に行きました。
ご本人もさることながら、ビクター・ベイリーのベース、
レニー・ホワイトのドラムス、というリズム隊に惹かれてですが。
もちろんラリーは物心ついた時からのファンで、最近のアルバムもほぼ全てフォローしています。

で、BNライブ。どうやらこのメンバーでレコったあとみたいで、アンサンブルのこなれ具合はなかなかでした。
ツェッペリンの「ブラック・ドッグ」をやったりで、サービス精神満点。
ラリーのイケイケ&テケテケ&ノリ突っ込みなギターも、相変らずでひと安心。

ベイリーは足をケガしてたみたいで杖をついての登場でしたが、やっぱメチャ巧い。
個人的には、いまフュージョン系で一番好きなベースです。
なにしろどんなこまかいフレーズでも歌ってるし、ジャコ的なファンクビートも「しっかりした黒ノリ」で刻めるし、
ソロのアイデアも豊富だし、必ず「チャレンジ」するし。ベイリーの曲「ローブロー」のギタートリオ版も、嬉しい選曲でなかなかよかった。
レニーのともすれば流れがちなリズムも、ベイリーはズシッと押えておりました。

このメンバーでのアルバム、早く聴きたいですな。
ま、スタジオになるとライブのテンションは期待できませんが。
では、また。

投稿者 こーじくん : 2005年07月01日 11:50

お邪魔します。
20年ほど前だったでしょうか。
楽器フェアで来日した彼が、サンシャインシティの噴水広場で塩蔵したという、珍しいイベントもありました。

投稿者 ちょっぷ : 2007年12月09日 12:39