パット・メセニー、マイルス・デイヴィスらのジャズ、スティーリー・ダン、ローリング・ストーンズ、ボブ・ディランらのロックなど、愛する音楽 + "α" を日々の糧にして・・・

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2005年04月25日カテゴリー:パット・メセニー

パット・メセニー・グループ ライブ in 東京 レポート!(2)

さて、「パット・メセニー・グループ ライブ in 東京」その2です。

とっとと書きたかったんですが、今日はやらなきゃならないことがあってなかなか手が付けられませんでした(^^; 早く書かないと忘れるっちゅーの(笑)

ということで今回は昨日の続き、「The Way Up」の「Part 2」からです。

・・・まだ1曲目かよ(笑)

何はともあれ、早速書いていきたいと思います!(^^)/

なかなかご好評頂いてるようなので(^^ゞ、今日も太さが不揃いの柱を左に見ながら参りましょう(笑)

The Way Up」の「Part2」。
例の変則的ギターアルペジオにフレットレス・ベースが入って来ます。

もちろんライブではロドビーが演奏。ウッドから持ち替える時間の猶予はなかったのでしょう。右腕を「コの字」型にしてウッドのネックを寄りかからせつつエレキのフレットレスを弾くという芸当を見せてくれました。

でもこの演奏スタイル、昨日も書きましたが「We Live Here」ツアーの時に経験済みなので、安心して見ておりました(笑)

ロドビーがエレキのフレットレスをライブでやるのは初めてではないでしょうか? 少なくとも私は初体験でした。まあ正直それほど難易度は高くないと思われるので、ウッド奏者ならノープロブレムですね。

むしろ私はロドビーのチョッパーが見たいですね!(笑)
やはり「We Live Here」ツアーの「Stranger in Town」でやってましたね。
一回見てみたいなぁ・・・

おっと、話が逸れてすいません(^^;

ロドビーの演奏についてはちょっと絶賛しかねるところなきにしもあらずなんですが(^^;、出音は良くなっていたと思いました。特にエレキの方は。

前回の「Speaking of Now」ツアーは会場が違うということもありましたが、あの時はベースの音がかなりウソっぽいというか(笑)、特にウッドの音はやたらピエゾピエゾしていて(こんな表現アリでしょうか?(笑))、ちょっと興醒めだったんですが、今回はそれに比べれば遙かにマシになっていたと感じました。

そんなワケでロドビーの数少ない見せ場の一つ(笑)であるフレットレスは結構心地よく聴けました。

私はいつもここで深海をイメージするんですが、ステージのライティングも青が基調だったと記憶してます。さりげなく自分の感性にニンマリ(笑)

そしてお待ちかね、ライルのソロです(CD:3, 3:48)。

ロドビーのベースで誘われた深海の底から、遙か上方の水面を見上げると、水面の波のゆらめきで乱反射しながらきらめき差し込む陽光。

ここのライルのソロはそんなイメージを想起させます。

やはりここのソロもCDより長尺だったと思います。元々「The Way Up」はどうもライルの見せ場が少ない、という不満を感じていたので(^^;、これは素直にウレシかったです。

それにしてもライルのピアノも美しかったですね!

音響的にもいい出音だったと思いますし、やはり演奏そのものが美しいです。

タッチの強弱は見事ですが、小さい音は優しいけれども弱々しくはない、大きい音は力強いけれども乱暴でも居丈高でもない。そしてクリアーで澄んだ音色だけれども決して冷たくはなく、それでいて知性的でもある。

やっぱりライルいいなぁと思いましたね。「死ぬまでにライルのソロ・ライブも観ておかなければならない」と、新たに人生上の義務が増えました(笑)

しかし私がこのパートで驚いたのは、むしろパットのギター!

確かにCDでも単音のパルスはやってますが、CD以上にボリュームが大きく、結構目立ってませんでした?

普通に聴いたらあれ、単なる演奏のジャマ、嫌がらせとしか思えません(笑)

そもそもあそこはテープだろうと思ってたので、まさか実際の演奏で、しかもパット大将御自らあんな単調なことをやるとは思ってもみませんでした(笑)

しかも、曲の進行に合わせて4分刻み、8分刻みとちゃんと弾き分けてましたよね。

そのリズムを全く意に介せず、ルバートでソロを展開していたライル・メイズも恐るべしです。

いわゆる「ポリリズム」というのは、たぶん異なる複数のリズム同士が同時進行するリズム・パターン、といった定義になると思うんですが、ここでは「リズムあり」と「なし」の変則ポリリズムというか(もちろんライルのソロも文字通りの意味で「リズムがない」ということではないんですが)、ポリリズムとは違う次元の演奏かも、という気がしました。

考えてみれば、オープニングの「This is Not America」も、リズムが全く噛み合わないままこのパルスをバックに演奏していたんですよね。

このパルスが「The Way Up」に通底する核というか、まさにあのジャケットを貫く「柱」のような存在であり、「The Way Up」の各々のシーンというのは、このパルスの「柱」と時に寄り添い、時に無視したり反発したりしながら同時進行する、一つの音楽的な層、レイヤーであって、曲全体は複数の時間軸、複数のレイヤーから構築される、非常に多元的な構造物なのではないか、そんな風に改めて感じました。

社会や現実世界に引きつければ、制約と自由との多元的な共存、といった言い換えができるかもしれません。そういう視点のみでこの曲を語ってしまうと、またこぼれ落ちてしまうものがありますが、ライブ版の「The Way Up」を聴いて、何か「新しいバランス感」といったものが感じ取れるような気がしました。

あ、なんかまとめっぽくなってしまいました(笑) でもまだまだ曲半ばなんですよね(^^;

ライルのソロが終わり、再びサンチェスのドラムスがイン(CD:3, 6:36)。「Part 2」の盛り上がり場ですね!

先陣を切るのはヴーのペット。そしてバックに回ったメセニーはディストーションサウンドで歯切れのいいミュート・カッティングでロッキッシュなノリを生み出します。CDよりもカッコよかったですね。ここは嵐の前の静けさって感じで、いつもゾクゾクします(^^)

そして8:47から待ってましたと言わんばかりのメセニーのギターソロ。実はここ、CDで結構謎な部分だったんです。

まだソロの出だしのところはディストーションサウンドだと思うんですよ。ただヴーのソロとお互いに絡み合いながらヒートアップしていって、気が付くといつものシンセサウンドになってるんですよね。

「どこで切り替えたの?」っていつもCDでは謎だったんです(^^;

だからライブで見極めてやる! と思ってたんですが、やっぱり大盛り上がりですっかり忘れてしまいました、二日間とも(笑)

バッキング時はディストーションだったし、ソロのエンディングではシンセサウンドでした。そしてギターの持ち替えはしてませんでしたよね? 音色切り替えのタイミングに気づかれた方、できましたらご一報を(^^;

ま、実際は狂乱のダブル・ソロ大会で(笑)、そんな細かいことは、どうでもいいっちゃあいいんですけど(笑)

ヴーはメロディックなソロを取るよりも、こういう狂乱系(笑)の方が合っている気がしますね。何でもアリのイケイケゴーゴーぶりが良かったです(笑)

さて、ロドビー~メイズの「静」からメセニー&ヴーの「動」と来て、ここでまた「静」へと一転してグレゴリー・マレットのハーモニカ・ソロです(CD:3, 13:00)。

ここもやはり見せ場の一つで、ライブでも楽しみにしていたパートです。

私はハーモニカについては、トゥーツ・シールマンスとスティービー・ワンダーぐらいしかちゃんと聴いてませんが(^^;、マレットのハーモニカ、良かったですねぇ。トゥーツやスティービーほど音がとがってなくて(会場の音響の問題もあるでしょうけど)、心穏やかに聴くことができました。

「歌うような演奏」とよく評されていますが、ライブはCD以上にその「歌いぶり」が発揮されていました。

またフレーズは結構ブルース入っていたように感じました。でもマレットのソロは、ここよりも後述する「Always And Forever」の方が実は真骨頂だったと私は思いました。

マレットのソロの背後からライルのピアノ、サンチェスのドラムス、そして例のパルス等々が徐々に忍び寄ってきて(笑)、次なる展開の予兆を感じさせるパート(CD:3, 16:44)

くどいようですが、やっぱりこの辺は個人的には「Quartet」っぽい気が(^^;

そして変拍子のパターンが再び開始され(CD:3, 17:51)、マレットのハーモニカとヴーの風の音のようなSE的サウンドとの変則デュオに。このパートでは私は「突き進む意思」という言葉が浮かんできます。緊張感を保ちつつ、エンディングに向けて力強い足取りで進んでいくようでいいんですよね。

ところでヴーのこのサウンド、特徴的で効果的だとは思うんですが、ちょっと気を緩めると見失ってしまうのが難点だと思ってます(笑) ライブでもどうしても他のメンバーの他の音に注意が行ってしまってました(^^;

ここも結構マレットが頑張ってましたね。CDは「アドリブなのか決められたメロディーなのか判別しがたいフレーズが多い」という印象がありましたが、ライブでは「えっ、ここも崩しちゃうの?」という感じで、かなりアドリブで演奏していて、ここもそう思った個所でした。

そして「Part 2」のシメはロドビーのボウイング(CD:3, 19:59)。

CDではいくつかのサウンドをダビングしているように思っていたので、もしかしたら打ち込みかと思ってましたが、しっかりボウイングでやってましたね。体格的にも貫禄あるロドビーですが(笑)、音も骨太で「おおっ、来たっ!」という感じでした(^^)

ただ、この辺りから次の「Part 3」のライルのピアノのインぐらいまで、22日は微妙にメンバー間で音がずれていた気がしたんですが、私の錯覚でしょうか?(^^;

結構オイシイとこなのに外された気がして少々残念だったんです。21日は感じなかったし、22日は機材トラブルが多かったので、その辺の影響もあるのかなぁ? などと思っているんですが。ま、それほど自信はないんですけど(^^;

ということで、ようやく来ました「Part 3」!

ここはもう皆さんご存じのイケイケモード!(笑) ひたすら感動の嵐です!

始まりの部分、ライルの低音リフの背後でメセニーが、「クッ、ポーン」とか「ピッ」とかミュート音をCDで出してますが、ライブではもっと頻繁にやってましたよね(笑) なんかもう手を止めてられない、黙っちゃいられない・・・ここでふと「Zero Tolerance for Silence」という言葉が浮かんで思わずほくそ笑んでしまいました(笑)

まずはフルアコのクリーントーンによるギターソロ(CD:4, 02:30)。もう1時間以上弾きっぱなしなのにぜんっぜんパワーが落ちない(笑) というか「まだ盛り上げるか!?」っていうぐらいの燃焼度。ここら辺からこっちのテンションもいや増しに盛り上がり、涙腺のバルブが徐々に緩み始めます(笑)

03:37から03:58まで、ライルのピアノが前面に出ます。「ここはギター持ち替え時間を計算して作ったんだろうなぁ」と予想していましたが案の定(笑)、サクッとギターシンセに交換してソロ第二弾開始! もう「鬼気迫る」も通り越し、鬼そのものとしか言いようがありません(笑)

そしてついにトドメのボイス・パート!(CD:4, 05:14)

えー、今だから言いますが、正直CD聴いた時は「おいおい、ボナもういねーのに大丈夫なのかよ?」と結構不安に思ってました(^^;

すいません、私が完璧に間違っておりました!(笑)

CDではそれほど印象的でなかったんですが、メセニーのあのカッティング、本当に素晴らしかったですね!

あれ見てるだけでなぜか泣けてきました。なんかこう、大きなものの中に包まれながらも、そこに安住せずに一心不乱に「何か」を目指して疾走する姿の具現化、とでも言いたい気がします。

もちろん感動の源は「音楽」そのものなんですけど、その音楽を生み出している人間の、生の躍動する姿に、非常に感動してしまいました。これこそが文字通りの「ライブ」なんですよね!

Part 3」はもう丸々感動のカタマリなんですが、特に06:02からの繋ぎの部分、「Part 1」で頻出していたフレーズの部分がもうたまらない!

ここでこのフレーズを持ってくることで、改めてこれまでの道のり、「The Way Up」の全体像が走馬燈のように浮かび上がってきます。本当に素晴らしい作曲、いや、演出と言うべきかもしれません。

そしてヴォイス・パート最後のリフレイン。

何本もの白色のスポットライトが、ステージ手前から客席後方へ、そして天井へとスーッと舐めていく、その移動を繰り返します。まさに光は天上へ、「The Way Up」へと向かいます。この音楽とこの光景、生涯忘れない気がします。

いよいよフィナーレ。本当に最後の最後のエンディング。カリンバとメセニーのギターが「Part 1」のあのメロディーを、惜しむかのように情感を込めて、ゆっくりと演奏します。

そして最後の一音。弾き終わったメセニーの右手はそのままゆっくりと上方にかざされて、ステージ暗転。

・・・終わりました。

いえ、正確には「終わってしまった」でした。

終わってしまったことを惜しむ気持ちと、本当に演奏しきったという感嘆と、とてつもなく大きなものが今、この瞬間に、終わることによって完成した、という思いと、「現実の夢」から覚めた直後の混乱と、演奏していた「過去」と演奏が終わった「現在」との明確な境界線に、いきなり向き合わされた衝撃と、そして何よりも圧倒的な感動と・・・

そんないろんな感情がない混ぜになり、ただ出てきた言葉は「終わってしまった」だけでした。

月並みですが、彼らの音楽を聴き続けてきて本当によかったと思いました。彼らの音楽を聴き続けていれば、この場に立ち会うことは自分にとっては「必然」でした。

しかし「必然」とはいいながら、その必然の糸を見失わずにここに辿り着けたことに、何か感謝をしたいような気持ちさえ湧いてきていました。その相手が何なのか、誰なのかはわかりませんけれど。

このライブは、きっと生涯忘れることはないだろうと、いま、思っています。

--------------------------

ということでようやく最初の一曲分の感想、でした(^^;

続きはまた明日・・・書けるかなぁ、平日だし(^^;

でも段々記憶も抜け始めてますから(笑)、もうそんなに長くはならないと思ってるんですけどね(笑)

ここまでお付き合い下さった方、どうもありがとうございました m(__)m

よろしければまた最終章(たぶん(笑))、お読み下されば幸いです。

投稿者 Kota : 2005年04月25日 02:32
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コメント

遅くまでお疲れ様です!
今朝は大丈夫でしたか?

kotaさんのレポート読みながらTWU聴いていると、ライヴが蘇ってくるようです。そしてPMのTWUとライヴに対する意図の分析にも感激しました!

それにしてもすごい記憶力ですよね!?
今、TWU聴きポーズを繰り返しながら(そうだ、そうだ、ふむふむ)などと思い起こしています。

> むしろ私はロドビーのチョッパーが見たいですね!(笑)
> やはり「We Live Here」ツアーの「Stranger in Town」でやってましたね。

観ましたよ~。と言うか、観たはずです。記憶にありません~(泣)

音響については20日の厚生年金大ホールは「優」でした。2、3階で観ていた人達もそうおっしゃっていましたが、アンコール時に1階に降りて後ろで立って観ると、さらに良かったそうです。スピーカーの指向性から1階がベストなんですかね。

> ライルのソロです(CD:3, 3:48)。
TWUの雰囲気にぴったりですね。
昨日、「We Live Here」ツアーのビデオ観ていたのですが、ライルのピアノはPMGサウンドに無くてはならないものであることを再認識しました。
前にも書きましたが私はTWUの中のライルの役割には疑問があります。作曲家としてはもちろん高く評価しています。
私にとっては次回作で答えが出るものと思っています。

>深海から水面を。
なるほど~。実際に海底から水面に反射する陽光を何度も見たことあるのですが、そういう想像はしませんでした。
忘れましたが、以前他の曲でもkotaさんが風景を思い浮かべていたのを思い出します。
私も今後は文章にしてみようかな。

> しかし私がこのパートで驚いたのは、むしろパットのギター!
けっこう大きい音出てました。違和感ありませんでしたよ、何やら宇宙空間に居るような。

> いわゆる「ポリリズム」というのは、
そうでしたか、勉強になりました。

>ポリリズムとは違う次元の演奏かも、という気がしました。
カルテットの「Lone Jack」で(おそらく)同じように感じました。私は「Lone Jack」では違和感ありましたがTWUのこのパートではばっちり合っていると感じました。
ポリリズムではない違う音楽理論なのかもしれません。

(どなたか「Lone Jack」のピアノソロの理論的な説明をして欲しいのですが・・・DVDが出たら、知人のピアニストに観て貰おうと思っています。)

>オープニングの「This is Not America」も、リズムが全く噛み合わないまま
私は迂闊にもTWUのイントロと解釈していました!

> このパルスが「The Way Up」に通底する核というか、まさにあのジャケットを貫く「柱」のような存在
同感です。

> ライルのソロが終わり、再びサンチェスのドラムスがイン(CD:3, 6:36)。
ここから複雑なドラミングの連続で、ずっとサンチェスを観ながらトランペットなどを聴き、そしてパットのギター・ソロを観ていました。

>音色切り替えのタイミングに気づかれた方、できましたらご一報を(^^;
ライヴでは数章、トランペット・ソロだけになる箇所があって、そこでパットは普通にシンセ・ギターに持ち替えていたように記憶しています。もしかすろと他の場面↓パート3の記憶かも?

> ヴーはメロディックなソロを取るよりも、こういう狂乱系(笑)の方が合っている気がしますね。
TWUのこのパートのペットは好きです。でも個人的には、残念ながらライヴ後半、PMGの曲でも同じような感じのトランペット・ソロばかりで単調で退屈でした。
彼の加入によって今までと違う雰囲気の曲になったのは面白く、楽しめましたが・・・。

>グレゴリー・マレットのハーモニカ・ソロです(CD:3, 13:00)。
同感です、彼の加入は後のPMG曲にもプラスになっていました。けっこう良かったです。ここではCDに忠実で意外性のあるインプロヴァイゼーションはありませんでしたよね?記憶が不確かなんです・・・。

>展開の予兆を感じさせるパート(CD:3, 16:44)
> 「Quartet」っぽい気が(^^;
ここですね!ピアノ和音とドラム、ギター和音がね!

> そして変拍子のパターンが再び開始され(CD:3, 17:51)「突き進む意思」
ははあ、表現の多彩さに感心します。私はSecret Storyを思い出しました。Finding&~など。

> そして「Part 2」のシメはロドビーのボウイング(CD:3, 19:59)。
ボンボン響いてましたね。キレはCDの方が上だと感じます。

>「Part 3」!
> 始まりの部分、ライルの低音リフの背後でメセニーが、「クッ、ポーン」とか「ピッ」とかミュート音をCDで出してますが、ライブではもっと頻繁にやってましたよね(笑)

大阪でもやってましたよ~、ずっとパットとアントニオばかり観てしまいました・・・。

> まずはフルアコのクリーントーンによるギターソロ(CD:4, 02:30)。
短いけれどスピーディーでパワー全開でした。

> ギターシンセに交換してソロ第二弾開始! もう「鬼気迫る」も通り越し、鬼そのものとしか言いようがありません
同感!パットの顔が変わりました!

> そしてついにトドメのボイス・パート!(CD:4, 05:14)
ナンド・ローリア、初体験でしたがけっこう声が出ていました。彼は目立つところが無く、堅実なバッキング・ギターに終始していましたが、それが好感でした。

> 「Part 3」はもう丸々感動のカタマリなんですが
> ・・・終わりました。

しばらく席が立てず拍手も一拍遅れてしましました・・・「やりやがったな、こいつら」と。
落涙はありませんでしたが、パットの、ししゃものように疲れてはいるけど満足感の現われた笑顔、ロボットのように無表情なAサンチェスが印象に残っています。

「TWU、長い曲を聴いてくれて有難う、この後、何を演ろうかと思ったんだけど・・・」とパットのMCが続くんですよね~。

投稿者 longrow1967jp : 2005年04月25日 10:52

longrow1967さん、今回もお付き合い下さり、どうもありがとうございます m(__)m

> 今、TWU聴きポーズを繰り返しながら(そうだ、そうだ、ふむふむ)などと思い起こしています。

私もそうやってレポート書きました(笑)

> 記憶にありません~(泣)

ええっ、そりゃもったいないッスよ!(笑)

> 忘れましたが、以前他の曲でもkotaさんが風景を思い浮かべていたのを思い出します。
> 私も今後は文章にしてみようかな。

私もどの曲でどんなこと書いたのか忘れましたが(笑)、longrowさんもぜひお書きになってみて下さい!

> 私は「Lone Jack」では違和感ありましたが

longrowさんのブログのコメントに書きましたが、これはやはり意図的なものではなくて、PA系のトラブルなんじゃないか、という気がしています。

もっとも私は大阪公演観ておりませんので(^^;、longrowさんが感じられたことがどういうものなのかハッキリわかっているわけではないのですが。

> そこでパットは普通にシンセ・ギターに持ち替えていたように記憶しています。

あ、そうでしたか。

> もしかすろと他の場面↓パート3の記憶かも?

ここら辺私も曖昧なんですよねぇ(^^;

> PMGの曲でも同じような感じのトランペット・ソロばかりで単調で退屈でした。

そうですね、私は「退屈」とまではいきませんでしたが、やはりヴーのノーマルサウンドのプレイはもうひとヒネリ欲しい気はしますね。
あの「TWU」の高速ユニゾンもできる腕があるんですから、もっといろいろできると思うんですけどね。

> ナンド・ローリア、初体験でしたがけっこう声が出ていました。彼は目立つところが無く、堅実なバッキング・ギターに終始していましたが、それが好感でした。

同感です。「TWU」以降の後半でもっとフィーチャーしてあげてもよかったのに、と思うんですけどね。

> ししゃものように疲れてはいるけど満足感の現われた笑顔、

「ししゃものように」ってなんか笑えますね(笑)

> ロボットのように無表情なAサンチェス

サンチェスはいつもこうですもんね(笑)
笑うとちょっとタレ目でかわいい顔してると思うんですが(笑)

> パットのMCが続くんですよね~。

ですね。今日はこのMCから続きを書きたいと思います(笑)
果たして今日中に書けるかなぁ(^^;

コメントありがとうございました。
ではまた!

投稿者 Kota : 2005年04月25日 12:47

Kotaさん、オフ会の幹事ご担当をどうもありがとうございました!

おかげさまで、Pat&音楽ファンの集う楽しい会となり、
新しい仲間と知り合い、共通の話題でワイワイと盛り上がることができ、
とってもうれしいです。
また、次回、Kotaさん、そして、みなさんと目にかかって
PMGをはじめ、いろいろな音楽のお話をしてみたいなあと思っています。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

それにしても、詳細なライブレポートにオドロキです!
よく細部まで覚えていらっしゃいますねえ。
私は昨日外出の際、道中で、CDの「The Way Up」聴いていましたが、
「あれ~、ライブでは、こんなコトやって(弾いて)たっけなあ??」などと
ボケまくっています。

ただ「歌」は、昨日のライブよりもCD録音のほうが断然イイ!
CDだと、密かにボナ様が入っているからかなぁ。
ライブでは、全般的に「ヴォイス」がちょっと弱いなあと感じました。
(ペドロ・アズナール、また呼んでくれ~!)

SEOUL LG ARTS CENTERのPMG公演については問い合わせ中ですので
今しばらくお待ちくださいませ、ね!

投稿者 Shoga : 2005年04月25日 13:10

ども、けんじです。

kotaさんのレポを見て、人それぞれいろいろな解釈があるのがPMGの音楽の面白さだな~と改めて思いました。

それと、
>このパルスの「柱」と時に寄り添い、時に無視したり反発したりしながら同時進行する。

これを見て、妙に納得してしまいました。


あと、パットの本気モードのコードストロークは本当に素晴らしいと思います(泣
「The First Circle」と「The Way Up」のあの部分くらいかなと思いますが、個人的にパットのいろいろなギタープレイの中で最も好きなプレイですd(^-^

投稿者 けんじ : 2005年04月26日 00:35

☆Shogaさん

わざわざコメントありがとうございます。
お返事遅くなってすいません。

オフ会では本当にお世話になりました。
それから・・・ニヤニヤ(笑)

あ〜、でもオフ会のレポートも書かないとなぁ〜。

誰か私の代わりにここにレポート書くか、あるいは私の代わりに会社に行ってもらえませんか?(笑)

> 「あれ~、ライブでは、こんなコトやって(弾いて)たっけなあ??」などと
> ボケまくっています。

え、それは・・・(^^;

CDにあってライブではしょられたのは、基本的にエンディングだけだと思います。あれは不要じゃないかと私も思ってたので、ライブバージョンの終わり方はウレシかったです。

> ライブでは、全般的に「ヴォイス」がちょっと弱いなあと感じました。

あ、私もそう思いました。

これは歌唱力とか声質とかの問題というよりは、単純にボリュームが低かった、特にナンド・ローリアのボリュームが低かったように感じました。意図したものなのか、スタッフ再度のミスなのか技術的な問題なのか、そこら辺はわかりませんが。
これもtar_ksさんが同じことを書かれています。

> ペドロ・アズナール、また呼んでくれ~!

ペドロかぁ・・・
私そんなにパット・ファン歴は長くないですから、ペドロ入りのPMGをナマで見たことはないんです。やっぱり一度体験したかったなぁ。でも復活はなさそうな気がするし・・・

せめてアルゼンチン行ってペドロのソロライブでもいいから観てみたいとは思っています。あ、Shogaさん、かんのさんと企画してくれませんか?(笑)

> SEOUL LG ARTS CENTERのPMG公演については問い合わせ中ですので
> 今しばらくお待ちくださいませ、ね!

ニヤニヤ(笑)

☆けんじさん
コメントどうもです!

> kotaさんのレポを見て、人それぞれいろいろな解釈があるのがPMGの音楽の面白さだな~と改めて思いました。

私もけんじさんのライブレポート、楽しく拝見させていただきました!(^^)

> あと、パットの本気モードのコードストロークは本当に素晴らしいと思います(泣

あれはホントに圧巻でしたよね〜。
「First Circle」もそうですけど、リーダー自らがバッキングに回ってそのバッキングで魅了する、ってのはどんなバンドでもそうそうないと思います(笑)

私はCD聴いていた時は、あのストロークはナンド・ローリアにやらせて、パットはエレキのままヴォイスのオブリガードでもやるかな、と思ってたんですが、読みが甘過ぎました(^^;

いやー、あそこはホントに今思い出しても興奮しますね(^^)
本当にいいライブでした!

ではまた!

投稿者 Kota : 2005年04月27日 14:12