パット・メセニー、マイルス・デイヴィスらのジャズ、スティーリー・ダン、ローリング・ストーンズ、ボブ・ディランらのロックなど、愛する音楽 + "α" を日々の糧にして・・・

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2005年05月05日カテゴリー:パット・メセニー

パット・メセニー・グループ ソウル・ライブ・レポート!(後編)

Pat Metheny Group in Seoul, 4/30/2005 Ticketさて、パット・メセニー・グループ in Seoul、前フリなしでとっととライブ・レポート後半と参りましょう!

あ、ちなみに画像は4月30日のチケットです。数字と「The Way Up」以外何も分かりません(笑)

・・・と、これが前フリになっちゃったか(^^;

今回は「The Way Up」終了後、パットのMCからです。

パットのMC第一声は「カムサハンニダ!」。

韓国語で「ドモアリガト!」でした!(笑)

韓国語と日本語の違いはあれど、まずその国の言葉でお礼を述べてメンバー紹介。

そして「問題は『The Way Up』をやった後どうするかなんだよね」という流れは全く同じでした(笑)

MCの後はもちろんパットとサンチェスによる「(Go) Get It!」なんですが、29日の方はちょっと違ってて、パットが演奏前にこんなセリフを。

「これからサンチェスと二人で演奏するんだけど、今日は特別に、サンチェスのメチャクチャなっがーいドラムソロをやるからね!(英語で「really, reall, reeeeeally long drums solo!」(笑))」

「実はちょっと機材の調子がおかしいから、それを直してる間中、サンチェスにソロをしてもらうことにしたから(笑)」

というわけで、たぶんサンチェスにとってもこの場で突然降って湧いたソロ話だと思います(笑)

実際パットはテーマと最初のアドリブを終えるとギターを置いて、機材の裏に回り込んで座り込んでしまいました。ローディーは誰もステージには上がってこなかったと思うので、自分一人で何かやってたようです(笑)

もちろんサンチェスのドラムソロは素晴らしいので、進行上に難を感じることは何もなく、観客も大喜びで盛り上がってました。

そしてパットが機材の陰からスックと立ち上がってギターを構え、サンチェスのそばに歩み寄ってアイコンタクトを交わすと再び「(Go) Get It!」のテーマに一瞬で移行!

この辺はさすがだなぁ~と思いました(^^)

30日はキッチリタイトにまとめてきました。パットもサンチェスも「ムダのないソロ」という感じで、まさに電光石火、雷鳴の一瞬の轟き!

東京とソウルの計4公演中のベストテイクだと思いました。やはり30日は気合いの入り方が違う?(笑)

次の「James」は、東京公演と二個所違っている点がありました。

まず30日だけででしたが、イントロに8小節分のコードカッティングが追加されていました。

James」のあのテーマじゃなかったので最初は「おっ、4回目にしてついに違う曲か!?」と思ったんですが、ぬか喜びでした(笑)

それから東京公演で印象的だった、パットのソロ中のジョンスコばりのアウト大会(笑) あれをソウルでは2公演ともやりませんでした。ミュート絡みのエフェクト的な奏法もやってませんでした。東京の時はわざとじゃなくて機材トラブルだったのかなぁ?(^^;

いずれにしろ東京よりも冒険心がちょっと薄まってました(笑) これもDVD化を睨んで安定路線を狙ったせいかな?(笑)

あ、スティーブのソロ時のシャッフルというか「James音頭」は健在でした(笑)

あとソウル公演でちょっと面白かったのは、まずパットがギターだけでメロディー弾きますよね。この時は観客の拍手もパラパラ、って感じでまばらなんです。

で、二巡目でドラムとベースと共にもう一度テーマを弾きますよね。この時にみんな「おおー!」って盛り上がるんですよ。どうも二巡目で「James」だとわかった、という感じの反応なんですが、一回目も二回目も同じメロディーですよねぇ?(笑)

二日間とも同じ反応の仕方だったんですが、なぜ一回目で「James」とわからず、二回目で反応するのか、それがどうしてもわかりませんでした(^^;

お次はライルを加えてのカルテット版「Lone Jack」。

東京でもパットとライルのソロの掛け合いが印象的でしたが、私は今回はむしろその後のサンチェスのソロが非常に印象に残りました。どこがどうとは言えないんですが、パットとライルのお株を持ってっちゃった感じでした。

あとサンチェスのソロが終わって再びテーマに戻った時、ライルはアコピではなくブラス・シンセに音色を切り替えてましたよね。そのブラス・シンセのバッキングが結構カッコよかったです。

さて、「Are You Going with Me?」です。

もちろんパットのピカソとヴーのソロから入るわけですが、最終日の30日だけライティングが変更されていました。

青系か緑系のバックに、いくつものピンスポットがしずく型というかティアドロップ型(涙型)の光をいくつも描き出し、ちょうど夜空に流星群が降り注いでるかのような情景を作りだし、イントロから本編に入るとそれらがサーッと移動していくという演出で、とても美しかったです。

東京もソウルの29日の方ももっとアッサリしていた記憶があります。まあDVD収録を考えれば毎日同じライティングの方がミスも少なく、編集もしやすいとは思うんですが、30日だけ違っていたのは確かだと思います。

それとこの曲ではパットが結構行っちゃってました(笑)

まず29日。ライルとマレットのソロが終わってパットのソロが始まるところなんですが、サンチェスのそばから離れないんですよ(笑)

なんか自分のソロが始まることを忘れていたかのようで(笑)、最初の一小節の二拍分ぐらいは音を出し忘れてました(笑) すぐに復活してソロを始めましたが、疲れていたんでしょうか?(^^;

で、30日はいい意味で行っちゃってました(笑)

パットはソロの前半と後半とでシンセの音色を切り替えますよね?

ちょうどノーマル・エレキのフロント・ピックアップとリア・ピックアップを切り替えるような音色変化をさせているわけですが、すでに前半でかなりのラン奏法で盛り上がっちゃって、音色切り替えの切れ目でフレーズを切ることができず、いつもより1、2小節遅れて音色を切り替えました(笑)

ま、白熱ゆえ、ライブゆえ、という感じでした(^^ゞ

あと面白かったのは観客の反応。

これは特に根拠のない勝手な想像ですが、韓国人ってマイナーの曲、短調の曲が好きだと思うんです。まあ日本の演歌もそうですが、いろいろ諸外国の音楽が流入してきているとはいえ、根っこの部分は悲哀ふんぷんたる短調がベースなんじゃないかな、という気がしています。

そのせいなのかどうなのか、「Are You~」が盛り上がるンスよ(笑)

ピカソとヴーのイントロから本編に入るところは意外性もあってどこでも盛り上がると思うんですが、曲が終わった後に観客の半分ぐらいがスタンディングオベーションしてました(笑) これはちょっと意外でしたね(^^;

自分としては「おいおい、まだ曲続くよ!」とみんなにツッコミ入れたかったんですが(笑)

Last Train Home」は無難に演奏されましたが、観客はやっぱりアツい!(笑)

まずイントロで拍手と歓声、メロディーに入って拍手と歓声、そしてヴォイスパートでも拍手と歓声(笑)

気持ちはよくわかります(^^ゞ 非常に素直な反応です(笑)

ま、イタリアとかスペインとかだと、高声出ないクセにヴォイス・パートで一緒に歌おうとするヤツがいるみたいですから(笑)、それに比べれば遙かにマシな盛り上がり方です(笑)

次は「Roots of Coincidence」ですが、こいつの観客の反応がイマイチでした(笑)

イントロが始まってもメロディーに入っても拍手と歓声がまばらなんです。

「こりゃー韓国人好みじゃないか、そもそも曲知らないかのどっちかだな」とすぐにピンと来ました(笑)

でもサビのディストーション・カッティングになると一気に盛り上がり!

これはもう「あっちが盛り上がってるからこっちも!」みたいな、本能的な盛り上がり以外の何物でもなかった気がします(笑)

ソウルで観て気が付いたんですが、2コーラス目からライルがギターでメロディーも弾いていました。サビのカッティングだけかと思ってたんですが、東京もそうでしたっけ?

割とギターの音もハッキリ聞こえて、クリーン系の音色でメロディーをやってました。ライルがかなりこまめに、クラッシック系の「横揺らしビブラート」をかけてたのが印象的でした。

そして「Always And Forever」。

特筆すべきことはないのですが、やはりいい曲だなぁ、とこっちでも聴き惚れてしまいました。

パットが柔らかなオレンジ、マレットが鮮やかなブルーという照明で浮かび上がっていました。東京もこうだったかなぁ?

ちょっと覚えてないんですが、とても印象的なライティングで、パット一人の時はステージ中央にオレンジのピンスポットが一本だけ。

そしてマレットのハーモニカが入ってくると、青い光がスーッとフェード・インし、ステージは青とオレンジの二本の光のみ。

マレットのソロが終わると青いライトがまたゆっくりとフェード・アウトしオレンジ一本になり、マレットの演奏と共に青が重なり、という、非常に美しい演出でした。

そしてライルのソロから「Farmer's Trust」へ。

ここももう何も言うことはないです。ひたすら美しい。ただそれだけでした。

さすがに私は4回目なので(^^;、邪念を一切捨て去って無我の境地でひたすら音だけに神経を集中させることができました(って座禅中の修行僧かよ!(笑))

さて、「Farmer's Trust」が終わるとパットの二度目のMCが入り、普通なら「次の最後の一曲を演奏する前に、僕ら全員から心からの感謝を・・・」ってな定型の挨拶とメンバー紹介で「Minuano」のはずなんですが、ソウルはここからが違ってたんです!

「最後の曲を演奏する前に、一つやっておかなきゃならないことがあるんだ。

みんなもう気づいてると思うけど、カメラが何台も入ってるよね。ソウルでの5日間、僕らはステージをずっと録画してたんだ。

そう、僕らは韓国が本当に大好きだから、ソウルのステージをDVDにすることに決めたんだ!」

もちろんここで観客席は大歓声と拍手の嵐。私も「ああ、やっぱり!」と思いつつ、「いやぁ、韓国で録画したのは5日間同じステージで編集しやすいからっしょ?(笑) もう、パットさんったらヨイショしちゃって!」とも思ったりして(笑)

でもって30日はさらにリップサービス(笑)が続いて、

「数年前に初めて僕らが韓国に来た時、一つだけハッキリわかったことがあるんだ。君ら韓国の人たちは、本当に、本当に、ほんっとーーーに、日本とは違うよね!」

really, really, reeeeeeeally different from Japan っと言っとりました(笑)

韓国在住の日本人の友人にも聞きましたが、やはり彼らは日本をいろいろ意識しているので、そんなふうに言われたりすると「くすぐられてウレシイ」そうです(笑)

「君たちは本当にワイルドだよね! というか・・・静かじゃない(笑) 自分たちが感じたことをそのまま素直に表現してくれる。僕らはそんなところが大好きなんだ。」

ということでこれまた大盛り上がり(笑)

・・・はいはい、日本人はお行儀良すぎて静かで悪うござんしたね! と私は少しスネておりました(笑)

へっ、「Speaking of Now」のDVD撮った時は「日本人は静かにきっちりと僕らの演奏を大切に聴いてくれるからここでDVDを撮ることにしたんだ」な~んて言ってたクセに! とも思ったんですが(笑)、ま、世界中でライブやってるバンドですし、行った先を持ち上げるのは当然ですから、「リップサービス、リップサービス」と心の中で呪文を唱えておりました(笑)

ま、でも実際韓国人の反応は素直で、好感持てたのも事実です。

私は2003年にニューポート・ジャズ・フェスティバルでのパットのトリオ・ライブも観に行きましたが、あれは屋外かつ出演者多数ということもあったんでしょうが、演奏中もウルサイウルサイ!

「ウルサイ」ってのは歓声とか拍手とかじゃなくて、私語がウルサイんすよ(^^;

ホントに演奏をBGMにして全然関係ない話してるヤツいっぱいいましたからね。「んならサテンでもバーにでも行けよ!」ってな感じでしたから、あれに比べれば雲泥の差ではあります(^^ゞ

それはさておき、パットのMCはまだ続きます。

「そこで、君たちに一つ頼みがあるんだ。僕たちのDVD作りに、ちょっと力を貸してくれるかい?」

観客はもちろん「イエス」の大合唱(笑)

「僕たちは5日間すべてのステージを録画している。後で編集しやすいようにね。だから毎日同じ服を着っぱなしで」

と、ここでシャツのそでを引っ張って匂いをかぐジェスチャーをして、

「もうなんだか匂いが・・・(笑)。それはともかく、5日間のステージからいろんな場面を切っては繋げ、という作り方をするんだけど、曲と曲の間などに、観客の反応や拍手の映像なんかが必要なんだ。これから指示を出すから、いくつかそういう映像作りに参加して欲しい。」

またまた「イエス」の大合唱。私もちょっとワクワクしてきました(笑)

「じゃ、まずは最初のパターン。

あまり熱狂的な感じじゃなくて、『ん~、なかなかよかった。今の曲は、まあ、悪くはなかった』程度の拍手。顔もあまり笑わないでね。(パットもすました顔で軽く拍手するジェスチャー)。

僕がキューを出すから、それに合わせて拍手を始めて。そして右手を動かすから、それに合わせてうまく拍手がフェード・アウトするようにして欲しいんだ。じゃ、キュー!」

ということで「そこそこ」バージョンのテイク1(笑)

パットが右手を斜め下にゆっくりと降ろしていきます。拍手もそれに合わせてはいますが、フェード・アウトと呼ぶにはちと苦しい、消え方が急すぎるか? と私も思っていたところ、

「OK! いいね、いい感じだ。でも、もうちょっと長く拍手し続けてもらって、なだらかな感じが出るといいかな? ちょっともう一回やってみようか。じゃ、キュー!」

「そこそこ」バージョンテイク2です(笑) 今回はうまくいった、と私も思いました(笑)

「グレイト! 素晴らしい! カンペキだよ」

と、パットは笑顔でスティーブ・ロドビーを振り返る。スティーブは親指を突き出して「Good!」のアクション(笑)

「スティーブがディレクターだからね(笑) スティーブがOKなら問題ない(笑)

じゃ、次のパターンに行こう。次は『こいつら最高だ! こんな演奏観たことも聴いたこともない! 全く信じられないよ!』という熱狂的なパターン(笑)

また合図を出して右手でカーブを描くから、それに合わせてやってみてね。じゃ、キュー!」

熱狂パターンは韓国人大得意(笑)

しかも自分がDVDに映るかも、という思惑もありますから、全員スタンディングで大熱狂!(笑) あ、もちろん私も立ちました(^^;

「・・・素晴らしい! 全くもって素晴らしいよ!」

再びスティーブの方を振り返るパット。スティーブまたまた親指出して「Good!」(笑) ということでこちらはワンテイクで終了!(笑)

「OK。次はちょっと難しいよ。今ほど熱狂的ではなく、かといって最初のものほど冷めてもいない、ちょうどその中間ぐらい。『ああ、いいね、いい感じだ。うん、僕はこういうの好きだな』っていうぐらいのパターン(注文多いな、おい、とは思いましたが(笑))。じゃ、行ってみようか。キュー!」

「中間」なんてわかんねーよ! と思いましたが、案の定、さっきの熱狂バージョンと大差ない反応(笑) やっぱりキミら熱くなりすぎ(笑)

「うーん、いい感じ、いい感じ。でも、ちょっと盛り上がりすぎたかな? もうちょっと抑えて、でも抑えすぎないように気を付けて(笑)、やってみよう。キュー!」

・・・さすが完全主義者、観客相手で言い方は柔らかいけど容赦ねぇな、と思いつつ(笑)、中間バージョンテイク2終了。

「OK, OK。カンペキだよ。じゃ、最後に、もうこれ以上ありえない! っていうぐらいの盛り上がりで。キュー!」

これは皆さんお得意のバージョン(笑) そして大歓声の渦の中、パットが負けじとばかりの声で

「On the piano, Lyle Mays!」といつものメンバー紹介を。観客の熱狂はそのままに、最後のサンチェスまで紹介し終え「Thank you from the all of us!」の一言と共にそのまま「Minuano」へ!

いやー、二日間ともこれはいい流れでした!(^^)

Minuano」の終了と同時に観客はもちろんスタンディングオベーション。ホントに今日はもう大騒ぎさ!(笑)

そしてアンコールの「Song for Bilbao」。

日本では演奏の開始と共にみんな着席しましたが(私もですが)、こちらでは全員立ち上がったまま。のみならず、全員体揺らしながら手拍子取って、半分クラブ状態(笑)

まあリラックスした感じのロックコンサートの雰囲気で良かったんですが、キメの転調を繰り返す部分で手拍子が乱れてました(笑)

First Circle」のクラッピングを極めている日本人代表としては「おいおい、これぐらいでグダグダになるなよ!」とちょっぴり優越感を感じたりして(笑)

演奏の方は、ライルのソロがアコースティックとシンセ・ブラスの割合が半々ぐらいでカッコよかったです。東京ではキメ以外はほぼアコースティックだったと記憶しますので、これは良かったです。やっぱ「Bilbao」はシンセの方が似合うんじゃないかな。

あとヴーのソロが良かったなぁ。かなり盛り上がりました。

それからマレットのハーモニカ・ソロで、ライルが必殺の右手MIDIグランド、左手シンセの2台同時演奏をやっていました。シンセの音色はハモンド・オルガン。これで細かくコードを刻み、マレットのブルージーなソロと相まってちょっと泥臭いブルース・ジャズっぽさが出てて新鮮でした。東京ではやってなかったと思います。

ちなみにライルのこの2台弾き、私は優雅に羽を広げた「ライルの白鳥の舞」と勝手に名付けております(笑)

・・・ってなわけでソウル公演のライブ・レポート、いかがだったでしょうか?

総じて私の感想は「東京より良かった!」でした。

ホールの違いのせいなのか、音がまず良かったですし、なんといっても演奏のレベルが上がっていました。それはDVDを撮っていたからなのか、一週間で実際に成長したのか、そこは定かではありませんが(^^;

とにかくセットリストは同じだったとはいえ、非常に満足のいくライブで、気持ちよく会場を後にしました。昼間にはライルとも会えたし、いやー、来て良かったなぁと思いつつホテルに戻ったわけですが、そこからが「第二幕」の始まりでした・・・(笑)

というわけで次はいよいよ「パット・メセニー・グループ イン ソウル」の番外編、焼き肉屋っさーん!編です(笑)

・・・と思っていたんですが、ちょっとまた気になるニュースが入ってきたので(^^;、そちらをアップして、焼き肉屋編に突入します! 写真もいろいろ出てきますよ~(笑)

ではでは、Stay Tune and Don't Miss It!(笑)

投稿者 Kota : 2005年05月05日 00:55
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コメント

すごくリアルなレポート、ぐいぐいと引き込まれてしまいました。特にビデオ用拍手の収録の様子は、Patの落ち着いたガイドが絵に浮かびました。あと思った以上に訪れる国々に気を遣ったMCなんですね。

投稿者 tar_ks : 2005年05月05日 01:12

専門用語はわかりませんが、その場の雰囲気がびしばし
伝わってきました。
そ、それにしても、日本とちがう~~~の一言。そりゃ、観客を
沸かせたいのもわかるけど。・・・ なんか少し引きます。
それに、観客の反応を演出するっつーのもなんつーか・・
DVD,買うの考えちゃうな。

ともあれ、楽しいレポートをありがとう。

投稿者 まゆり : 2005年05月05日 01:35

☆tar_ksさん

いつもコメントどうもです!

> すごくリアルなレポート、ぐいぐいと引き込まれてしまいました。

ありがたいお言葉、ウレシイです(^^ゞ

> 思った以上に訪れる国々に気を遣ったMC

そうですね。まあ韓国だからって日本を引き合いに出さんでも、という気はしないでもなかったですが(^^;

あと予想以上にMCの内容は一緒なんだなぁ、とも感じましたね(笑)

☆まゆりさん

初めましてこんばんは。コメントどうもありがとうございます!

> その場の雰囲気がびしばし伝わってきました。

あ、それは良かったです(^^)

> そ、それにしても、日本とちがう~~~の一言。そりゃ、観客を
> 沸かせたいのもわかるけど。・・・ なんか少し引きます。

まあぶっちゃけ私もその場でちょっと引いたんですが(笑)、でも「日本は良くない」とは言ってないんですよ(^^ゞ

「違う」と言っただけで、実際観客の外見だけでは日本人も韓国人も区別付きませんし(笑)、でも会場の雰囲気は明らかに違うのを私も感じましたから、素直な発言だな、とも思いました。

> それに、観客の反応を演出するっつーのもなんつーか・・
> DVD,買うの考えちゃうな。

お気持ちはわかります。ま、いわゆる「ヤラセ」ですからね(^^;

でもまあ良くないコンサートを良くしよう、というようなあからさまなものではないでしょうし、私自身は本当にいいコンサートだったと思ってますので、観客の反応が演出になっていようと、自分の感動は変わらないだろうと思っています。それに何よりあのライブを何度でも見聞きしたいですから、やっぱり(^^ゞ

> ともあれ、楽しいレポートをありがとう。

お言葉ありがとうございます。よろしかったらまたお越し下さい。

ではまた!

投稿者 Kota : 2005年05月05日 04:35

Kotaさん、ソウル・ライブの丁寧なご報告、ありがとうございました!
「ニヤニヤ」顔で、拝見させていただきましたです!!

PMGのライブは、私が知る限り、開催地域によってノリがかなり違うので
「韓国ではどんなふうになるかな?」と思っていたのですが、
ノリよく熱いお客さんが多数で、会場の雰囲気もよかったようですね。
DVD撮り用に「仕掛けるとノル客」として、ソウル公演が選ばれたのかしら?

パットのMCも、地域によって、かなり変えていることがわかりますね。
やはりDVD撮りのために、煽て作戦をやっていたのかな?

あと「英語圏以外の地域仕様のMC」として、
会場をウケさせるための「キメ文句」みたいなのがあるようですね。
今回だと「The Way Up」が終わったあとの「共通MC」が、それです。

ライブのご報告以外の話題で、注目したのは……
ライル・メイズは「見た目よりも、おちゃめ」だとはウワサに聞いていましたが、
「宴会好き」かもしれないこと!

海外のミュージシャンって、ライブ終わってもツルまないで即解散!とかの人
多いような気がしていたため、
「PMG一部メンバーのライブ後の集い(単なる食事会?)」が
開催されているのには、意表をつかれた感がありました。

ほかにも、いろいろコメントしたいことが、たくさんあるのですが、
ここらで時間切れで……近々、再訪しますね!

投稿者 Shoga : 2005年05月05日 11:49

Kotaさんお疲れ様でした!
いや~ふ~ん・・・って感じで大変楽しめました。いいなぁ~の100連発ぐらい!
DVD撮りのその場にいれたのは、本当に良かったですよね。
僕なら単純にDVD買いあさっちゃいそうです。

それと小さな箱って言うのがグッド!そりゃ~盛り上がりますよね。

確かに国によって反応は様々で、手持ちのブートなんかでもイタリアのはずっとしゃべってる奴とかいてうるさい!
録音してる奴じゃ~ないやろうけど、黙って聴けよ!まあ、言ってることわからないからまだいいけど、内容わかったらもっと腹立つやろね~

もしかしてイタリアも行くんですか?

投稿者 datchy : 2005年05月05日 20:57

☆Shogaさん

どうもこんばんは!
これからShogaさんのことは私の「幸運の女神」と呼ばせて頂きます(笑)

> DVD撮り用に「仕掛けるとノル客」として、ソウル公演が選ばれたのかしら?

いや~、再三書いてますが、やっぱり「客」じゃなくて「会場」の問題だと思いますよ(笑)

> ライル・メイズは「見た目よりも、おちゃめ」だとはウワサに聞いていましたが、
> 「宴会好き」かもしれないこと!

そうッスねぇ、ノリのいい人だと思いましたよ!(^^)
ちょっと「焼き肉番外編」が遅れておりますが(^^;、その辺もレポートできると思います(^^)

> 「PMG一部メンバーのライブ後の集い(単なる食事会?)」が
> 開催されているのには、意表をつかれた感がありました。

パットはそういうタイプのような気がします。

で、今のPMGでは宴会の中心人物が実はコン・ヴーでした!(笑)
彼がムードメーカーなんですよ。あ~、やっぱ早いとこ「焼き肉屋編」アップしなきゃ(^^;

> 近々、再訪しますね!

こちらは365日24時間営業でやっておりますので(笑)、いつでも来て下さい!(^^)

☆datchyさん

いつもコメントどうもです!
それからさっき気づいたんですが、PatweekのBBSにも書き込みして下さってどうもですm(__)m

あそこでさらに私が返信するとちょっと出過ぎかな、と思ったのでこちらでお礼させて頂きます。

> DVD撮りのその場にいれたのは、本当に良かったですよね。

そうですね!
カメラの存在にはすぐ気が付きましたが、地元TV局の録画、といったケースもありますから、パットの口から「DVD」と出るまでは「どうなんだろう?」と半信半疑でした。

> それと小さな箱って言うのがグッド!そりゃ~盛り上がりますよね。

ええ、これも予想外にグッドな点でした。
本当に手配して下さったShogaさんは「幸運の女神様」です(笑)

> まあ、言ってることわからないからまだいいけど、内容わかったらもっと腹立つやろね~

でしょうねぇ(^^;
きっと音楽とはぜんっぜん関係ない話とかもしてるんでしょうね(笑)
「腹減ったなぁ。これ終わったらどこ行く?」とかね(笑)

> もしかしてイタリアも行くんですか?

これにつきましてはまだ「ニヤニヤ」としか申し上げられません!(笑)

ではまた!

投稿者 Kota : 2005年05月05日 22:31

Kotaさん、こんにちは。

すごい濃い内容のリポート、ありがとうございます。ところで、例のML2には、このレヴュー、アップしないんですか?皆きっと喜ぶと思います。

投稿者 Kaz : 2005年05月07日 10:34

ソウル・ライヴ・レポートの後編、お疲れ様です。GWの忙しさに取り紛れていて、やっと今夜、ゆっくり拝見できました。

がががっ!

・・・っと、正直なところ、2点について、がっかりしました。いえいえ、kotaさんのレポートは公平で冷静で詳細を極めていて、臨場感があったのですが・・・。

一つはパットの「日本(人)と本当~に、違うよね~」云々のMCと、もう一つはライヴDVD編集のために観客の歓声と拍手を「ヤラセ」たこと、です。

非常に残念です。

ショックで目が点になり、顎がテーブルにつきそうです。・・・(泣)

(レポートのアップにタイムラグがあったのは、kotaさんにも何かひっかかる所があったのでは、と今になって思いますが邪推でしょうか)

後者はまあ、例えばスティングやRストーンズに比べたらごくごく僅かな経済的成功しか手中にしていないジャズ・クラシック畑の人なので仕方がないかな、と思わないこともないのですが、前者のMCの文言は許せません。

私は難しい政治の話は分かりませんが、それでも、もし現場にいたら正直言って、ブチ切れています。日本人が観に来ているかもしれない、あるいは情報が伝わるかもしれない、という想像力があれば言える台詞ではないでしょう。

音楽家としてのパット・メセニーを尊敬してきましたし、親しんで、楽しんできました。が、この韓国ライヴ・レポートで、彼と彼らの音楽(TWU)が「薄っぺらなもの」であるということが、はっきりと、分かりました。

・・・私が連想したのは・・・昼間はアウシュビッツなどでユダヤ人を虐殺しながら、夕食後のクラシック音楽会で感動して涙を流したという第2次世界大戦中のドイツ人将校の話です。

今後はPMG手放しのファンであることをやめて、彼と彼らの活動に冷静に向き合いたいと思います。

うまく表現できませんが、以上が私の感想です。私に誤解があるかもしれませんし、今後、新たな情報によってまた感じ方が変わるかもしれないことを申し上げておきます。

投稿者 longrow1967jp : 2005年05月08日 01:35

longrow1967jp さんへ
こんにちわ、いつもあちこちでお会いしますね~

一つはパットの「日本(人)と本当~に、違うよね~」云々のMCと、もう一つはライヴDVD編集のために観客の歓声と拍手を「ヤラセ」たこと、です。
非常に残念です。

そうですかね?そんなに驚くことではないと思いますけど・・・
そりゃ~パットだって音楽家であって別に慈善事業であちこちツアーしてるわけじゃないですから・・・
行く先々の国々でリップサービスは当然あり、でしょう。
ましてやDVD録画してるんだったら盛り上がったほうが良いに決まってるから。
まさか、”やっぱり日本のファンはちゃんとお行儀良く。音楽を聴いてくれるから好きです”なんていえないでしょ。
それと別に日本や日本のファンをけなしてるんではなくって、あくまでも韓国のファンを褒めてるんですから、いいんじゃないですか。

音楽家としてのパット・メセニーを尊敬してきましたし、親しんで、楽しんできました。が、この韓国ライヴ・レポートで、彼と彼らの音楽(TWU)が「薄っぺらなもの」であるということが、はっきりと、分かりました。

そんなことはないでしょう。
彼の会場でのMCであの音楽の価値が変わるなんてありえないですよ~

・・・私が連想したのは・・・昼間はアウシュビッツなどでユダヤ人を虐殺しながら、夕食後のクラシック音楽会で感動して涙を流したという第2次世界大戦中のドイツ人将校の話です。

ちょっと飛躍しすぎ・・・
思わず読んでて笑っちゃいました。
別にヨハネスパウロ3世じゃ~ないんだから・・・
常に万人に愛を振りまいて平等でいる必要はありませんよ。
それとあくまでも日本をけなしてるわけじゃないですからね!
イタリアでは多分”イタリア人は熱狂的で・・・”て褒めるだろうし、あれだけおしゃべりとかしててもね、それでアウシュビッツは行きすぎですよ。

今後はPMG手放しのファンであることをやめて、彼と彼らの活動に冷静に向き合いたいと思います。

僕はこれからも手放しのファンですが(笑)、あちこちの掲示板であんまりパット個人を神格化した内容が多いので、少し違うなとは思ってます。
例のPATWEEKでの一連の書き込みも内容的には十分に納得できるわけです。
あくまでも音楽ですから、自分たちの生活や政治、社会に深くかかわるわけではないですからね~

そんなにがっかりしないでくださいね♪

KOTAさん、横レスすみませんです。

投稿者 datchy : 2005年05月08日 13:45

☆kazさん

初めましてこんにちは!
コメントどうもありがとうございます!

KazさんってML2の方によく投稿されている方ですよね?
「おお~、日本人でこんなにちゃんと英語で書いてる人がいる!」と前からお名前は記憶しておりました(^^ゞ

先日の東京公演のレポートも楽しく読ませて頂きました!
いや~、あそこまで英語で自分の言いたいことを伝えられたらいいだろうなぁ、といつも思っております(^^;

> ところで、例のML2には、このレヴュー、アップしないんですか?皆きっと喜ぶと思います。

いやー、アップした方がいいとは思ってるんです。あそこの人たちには普段からいろいろお世話になってますから、多少でも恩返しできればいいとは思うんですが、やっぱり英語の壁がなかなか(^^;

元のレポートの分量もアレですが(^^;、やっぱり英語書くのってすんごい時間かかるんですよ、私。だもんでちょっと見合わせております。

よろしかったらまたいらして下さい。ML2への投稿も楽しみにしております。ではまた!(^^)

☆longrow1967jpさん、datchyさん

longrow1967jpさんの感じられたことは、ここにすでに書き込まれている「まゆりさん」のものと同一かと思われます。

まゆりさんはmixiに日記を書かれていて、そこでもこの話題を取り上げられて、私に引用の承諾を求めるメールを送って下さいました。

まゆりさんへのお返事にも少し書いたんですが、私の思っていることはおおむねdatchyさんのコメントと同様です。

行く先々でリップサービスをするのは当然だろうし、「日本とは違う」とは言ってましたが、「だからいい」とか「悪い」とは言っていない、というのがまずポイントだと思います。

またこれは私の想像なんですが、恐らく(ヴーを除く)西洋人の彼らにとって、東洋人の顔は見分けがつかないと思うんです。

私だって韓国で韓国人と日本人、中国人、台湾人らの区別はまずつきませんでしたから、西洋人の彼らにはなおのことだったと思います。

そして街並みも東京とソウルは同じような西洋的、近代的な都市です。ハングルと日本語の文字は違ってますが、英語も同じように溢れており、やはりハングルも日本語も知らない彼らにとっては、知らない文字同士で特に「違い」は感じられなかったと思います。

そして日本で一週間を過ごし、飛行機で数時間ほどで韓国にやってきた彼らにとってみれば、あまり「違う国に来た」という印象は持てなかったんじゃないでしょうか。

ところが、日本と同じような綺麗な会場の中でいつもと同じ演奏をしてみると、観客の反応だけが全く違う。

これは私自身も感じましたから、5回も演奏した彼らは強くそれを感じたでしょうし、たぶんこの観客の反応こそが、彼らにとって「日本と韓国の違い」を一番感じさせたことだったんじゃないか、と思うんです。

で、実際「日本とは違う」発言は最終日の30日の方で、29日には言ってないんです。たぶん5日間やってみて、改めて感じられた感想として、最終日に出た言葉であって、非常に素朴な感想だったんじゃないか、と私は思っています。

あと「今の反日気運が高まってるこの時期になんで韓国で日本を引き合いに出すのか」というお気持ちがあったのかもしれませんが、韓国の反日気運については、私は懐疑的なんです。

韓国に行く、と友人知人に告げた時、何人かから「今ヤバイんじゃないの」と忠告されたんですが、行く前から「実はそんなに心配する必要ないんじゃないか」と思ってました。

日本のマスコミの報道に関しては、なんか中国の反日気運の報道の余波で、韓国のちょっとした動きも大きめに取り上げられているだけじゃないか、という印象を持っていたんです。

ちょうど今ならJR関係の事故や故障が普段よりも大きく取り上げられたり、三菱自動車の炎上事故の頃に自動車事故が普段より数多く取り上げられていたような、そういう流れと同一なんじゃないか、と。

確かに日韓の歴史には複雑な問題がありますし、反日感情の強い韓国人もたくさんいるとは思います。また「反日」とまでは思っていなくても、あまり快く思ってない人や、あまり好きでない人、なんか気になる存在、というようなとらえ方をしている人など、いろいろだとは思います。

でも、日本人だとわかった瞬間に殴られたり罵倒されたり、ばれないようにビクビクしながら街を歩く、という必要は全くないだろう、と思っていました。そしてとりあえず2泊3日の小旅行では、やはり全く何のトラブルも起きませんでした。逆に日本人とわかると「日本語勉強しています」と言って、たどたどしい日本語で挨拶してくれる人に何人か会いましたし、総じて印象は良かったです。

この辺は韓国に3年駐在している友人にもいろいろ聞いたんですが、確かに左翼系の学生を中心とした反日デモはあるが、あれはやはり限られた一部であり、日常生活を送る中では何もトラブルもないし、日本人だからということで不快な思いをしたことは昔も今もない、特に最近になって空気が変わった、というようなことはない、と言ってました。

また竹島(独島)問題についてはナーバスになってるので、確かにおおっぴらに気軽にできる話題ではないとは言ってましたが、韓国で日本のニュースを見ていると、温度差を感じる、と言ってました。

私は故意に韓国内の反日運動、機運を過小評価したり軽視したりはしたくないと思ってますし、互いに反省すべき点はきちんと反省すべきだと思っていますが、昨今の日本のマスコミの取り上げ方は、やはり過大になっているのでは、という気はしています。

長くなりましたが何が言いたいかといいますと、中国の反日運動ならいざ知らず、韓国のそれというのは、実は日本でしかあまりニュースになっていないのではないか、諸外国ではほとんど取り上げられていないのではないか、ということです。

ノムヒョン大統領や外相などの対日姿勢や日本政府への発言などはもちろん報じられてはいるでしょうが、国を挙げてとか、庶民感情のレベルで反日感情がいまかなり高まっている、といようなことはないと私は感じましたし、それゆえどこもそんな報道はされてないんじゃないか、と思います。

つまりパットらが韓国で日本を引き合いに出すことについて、政治的、社会的な思惑はまったく存在していなかったんじゃないか、ということです。フランスで「ドイツとは違うねぇ」と言うのと同レベルなんじゃないか、と。これは彼らの認識の問題というよりは、日本の報道のあり方で日本人側がよりナーバスになっているからなんじゃないか、という気がします。

もちろんこれらはすべて私の個人的な、ささやかな体験と想像に過ぎませんので、間違っているかもしれませんが、今の私はこんな風に思っており、それゆえパットのMCもその場で「ちぇ、ヨイショしちゃって」と思った程度で、あとは何とも思っていません。

とりあえずアップが遅れたのは単に時間がなかったからで、引っかかるところは何もなかったです、ハイ(^^;

というか正直なところ、まゆりさんやlongrow1967jpさんのような反応があるとは想像していませんでした。拍手のヤラセについては「えー!?」と思う人はいるかもな、とは思ってましたが、MCの発言ではちょっと思ってませんでした。

自分としては、自分の書いたことがきっかけで、読んで下さった方のPMG熱を下げてしまう結果になってしまい、ちょっと複雑というか、残念な気はしましたが、やはり人それぞれ受け止め方は違うわけですから、これもしょうがないことではあるんだろうな、とは思っています。やはり他人様に対して文章を書く、というのはある意味恐ろしいことだな、と改めて感じました。

あと拍手のヤラセについては、ま~これは微妙だなぁと私も思います(笑)

その場にいた人間としては単純に参加できて楽しかったというのはあるんですが(笑)、DVDで演奏を見た後に映し出される観客の熱狂の様子が「作りもんだった」と思うと、やっぱり興醒めはするだろうなぁ、と(^^ゞ

でも、生粋のジャズ系は別としても、いまライブもので手が入ってないものってまずありませんよね。いい悪いは別にして「ライブ」は「記録」ではなく「観客を前に演奏した作品」という捕らえ方が一般的でしょうし、「作品」である以上、クオリティを上げるために編集をする、というのは普通になっています。

私もほんのちょっとかじりましたが、今の録音、編集技術はモノスゴイです。昔のようにテープを切った貼ったのレベルじゃありませんから、かなりのレベルで手を入れることができます。

そこまで行っちゃうと「じゃあなんでそもそもライブにするのさ?」という疑問が出てくるわけで、それは私にもわかんなくなっちゃうんですが(^^;、純粋な「記録」という意味でのライブはまずない、と考えていいと思います。

特にパットは「作品」への執着が特に強いですよね。

「Travels」も300以上でしたっけ? ツアーのすべてのライブを録音し、それらを寄せ集めた集大成ですし、「Road to You」も、基本的にどの曲がいつのどこのライブか、ある程度わかってはいるようなんですが、その日のブートを聞いてもCD化されたものとはちょっと違うとか、出所がわからないものがある、ということだそうです。

あのオープニングの「ミヌワノ」の大合唱は感動的ですが、あれはそもそもアンコール時のものですから、オープニングにアレがあることはあり得ず、あれも編集の賜物ですよね(こう書くといよいよ嫌いになっちゃいますかね(笑))

「We Live Here」ツアーのDVDはWOWOWが録画したものですが、アレは欧米でなかなか発売されず、半ブート扱いだったと記憶してます(「Secret Story Live」もそんな感じでしたっけ?)。今は普通に流通しているようですが。

理由はパットが「水準以下」と見なしていて、流通を認めなかったからです。「記録」ではなく「作品」として残すものについては、非常に高いクオリティを課すからです。私なんかはアレのどこが水準低いのか、全くわからないんですが(笑)

まあ元からそういう人なので、5日間同じ会場でライブを行う今回のソウル公演はやっぱり収録に「打って付け」だとは私も思いました。拍手はともかく、編集はミリ秒単位でやりまくるだろうな、とは思いました(笑)

あの拍手も、私は2日間観に行って2日間ともやって、1日の方はやり直しすらさせられたんですが(笑)、たぶん5日間全部やっていて、しかもそれらもまた編集してつなぎ合わせて一つの素材にするんじゃないか、という気がします(笑) 拍手すら相当に作り込むんじゃないか、と。

もちろんこういうやり方に納得できない人は多いと思います。「そんなのはライブでも何でもない」という感想ももっともだと思いますので、それについては私は何も言うことはありません。ただPMGやパット・メセニーとはそういうアプローチをするグループ、人々だ、ということは確かだと思います。

ずいぶん長くなりましたが、とりあえずそんなところです。この話題、ネタ的にちょっと荒れていくようでしたら、適当なところでコメントをストップするなり修正、削除等するなり、といった措置を採りますので、その際はご了承下さい。荒れなければ構わないんですけど。でもってどこからが「荒れ」なのかは私の独断で決めさせて頂きます(笑)

では!

投稿者 Kota : 2005年05月08日 16:12

kotaさん、皆さん、こんにちは。

ナチス将校云々はいくらなんでも酷すぎました。訂正してブログに集まる皆様とドイツならびにユダヤの関係者の皆様、韓国の皆様にお詫び申し上げます。

すみませんでした。

投稿者 longrow1967jp : 2005年05月10日 12:52

longrow1967jpさんこんばんは!

もしかしたらもういらっしゃらないかもな~と正直思っていたんでホッとしました(^^ゞ

私も言いたいこといってますし、お互い不完全な人間同士ということで(笑)、これからもよろしくお願いします!(^^)

投稿者 Kota : 2005年05月10日 21:35

ナチス将校云々はいくらなんでも酷すぎました。訂正してブログに集まる皆様とドイツならびにユダヤの関係者の皆様、韓国の皆様にお詫び申し上げます。

またまた、読んでて思わず笑みがこぼれました。
ズバリ!前の投稿は酔ってて書いたでしょ?
時間といい、お酒好きのキャラといい、きっとそうなんだろうなぁ~と思ってました。
違ってたらごめんなさい・・・

でも僕も良くやるんですよ。よってPCの前に座るとわけわからんメールしたり、投稿したり。
何か真面目に謝罪メールが入ってると微笑んでしまいます。

こういうBBSってほんとにいいですよね!
パットにも読ませたいです。

投稿者 datchy : 2005年05月11日 01:13